白内障日帰り手術
白内障とは
白内障は眼の水晶体(レンズ)が白く濁ることで、物が見えにくくなる病気です。
下記の症状が現れ、進行すると視力の低下を招きます。
・物がかすんで見える
・遠くにいる人の顔がはっきりと見えない
・老眼鏡を使っても手元が見えにくい
・明るい場所ではまぶしすぎて見えにくい
原因は様々ですが、加齢による白内障(老人性白内障)が多く、他にも糖尿病・アトピー体質など全身の病気に併発する場合(併発白内障)や、遺伝(先天白内障)などでも起こります。
手術方法
当院では、白内障の日帰り手術を行っています。日常生活でどの程度困っていらっしゃるのかを詳しく伺った上で、手術が必要と判断された場合には、手術をおすすめしています。手術の前には、眼内レンズの度数を決める検査のほか、血液検査や心電図など全身の検査を行います。
白内障の手術は、2.4mm程度の小切開創より、濁った水晶体を超音波で細かく砕いて摘出し、眼内レンズを固定するという手術です。術後はお部屋で1時間前後安静にして、術後経過を確認させて頂いた上で、手術眼に眼帯をした状態で帰宅して頂きます。
手術後について
手術後はお部屋で1時間前後安静にして、術後経過を確認させて頂いた上で手術眼に眼帯をした状態で帰宅して頂きます。翌日から約1週間は毎日、経過観察のための通院が必要です。
入浴、その他の術後の生活指導に関しては、術後経過のみならず、ご本人のご様子により様々ですので、その都度ご指導致します。
手術後は、後発白内障をはじめ、虹彩炎、網膜剥離など視力に影響の及ぶ病態が発生することもあります。快適な視力を維持するためには長期の経過観察が必要です。
ご不安がある方には入院施設のある医療機関を紹介いたします。
外眼部手術・鼻涙管処置
内反症・眼瞼下垂・翼状片・霰粒腫(さんりゅうしゅ)・斜視などの、外眼部の手術にも対応しています。
◆霰粒腫
まぶたのマイボーム腺の出口が詰まり、まぶたにできものができる病気です。手術では、このできものを摘出します。
霰粒腫の手術は、ご来院した当日に行っています。
◆内反症
一般的には、逆まつげと呼ばれます。睫毛(まつげ)が内側に向くと、角膜を傷つける恐れがあります。翼状片は、結膜が目頭から角膜に向けて三角形に侵入してくる病気で、視力低下の原因となる場合には手術が必要です。
◆鼻涙管閉塞
涙の通り道が詰まった状態になると、いつも涙がこぼれる・目やにが出る・涙で視界がぼやけるといった症状が起こります。鼻涙管閉塞症には、鼻涙管ブジーと呼ばれる、金属の細い針金のような器具を挿入し、詰まった箇所を広げる処置を行い治療します。
※霰粒腫以外の外眼部手術は、診断後、手術のご予約をいただき、あらためてご来院いただきます。